我が家も、ついに放射線測定器を買ってしまいました。
SOEKSの今年1月に販売開始した日本語モデル。
先日、福島市内で友人に借りた簡易式の線量計で、ほんの数分持って歩いた範囲でも数値はかなり変動しました。これはやっぱり、普段自分達が行動している主な範囲の状態を細かく把握しとくべきと思ったので。
昨日、郡山まで峠を越えて行きました。車のダッシュボードには電源入れっぱなしの線量計。
今、郡山の公表されてる線量は0.6μSv/h。でも全部がそんな数値かというと全く違います。もっと全然低い。でも道中ところどころ急激に上がったりする。坂道を下りきったとことか、橋の上とか。でも同じ様でも低いとこもあるから分からない。
思ったのは、確かに放射能はある。人間がコントロールし切れない物質が、そこらじゅうにばら撒かれている。これは福島だけの話ではなく、関東以北どこも同じ条件なわけで。
裏磐梯から車で走り回ってほとんどのエリアは0.15程度なのが分かった。中通りでも0.3~0.4がほとんど。一時期に比べれば、かなり下がったのでは?その分、取り除かれたり流れたりして何処かに溜まっているということ。
最近、近所の地区会合があって、「少なからず放射性物質は落ちてるのだから、行政で細部まで測定しマップを作るべきなのでは」と提案がありました。難しいとこです。県や村は大丈夫と言う、人によっても基準は多様、観光業もいれば農業もいる。最終的には「各自で対応しましょう」になりましたが、確かにそれが正しいし、それしかないと思う。
各自で放射線測定器。うちの子達には、すでにあたりまえになってます。
そこで遊ぶよりはあっちで。そこしかない時は心して遊べ。みたいな。今さら?ではなく、これからが尚更必要。正確な数値じゃなくたって目安程度で充分健全に過ごせる。
ある原子力専門家が「福島の事故以降、日本は変わってしまったのだ」みたいなこと言ってましたが、ホントですよね。めんどくさいものばら撒いてくれましたよ。忘れちゃいけないのは、0.6μSv/hって地域で暮らし続けなきゃいけない人の気持ち。皆、普通にしてるけど苦しんでる。